事業継承コラム

M&A 売れる価値、決めるのは誰?

廃業を検討されている事業主さんで共通してよく言われる言葉

「儲からんしな」

決算書を拝見すると、確かに儲かっているとは言えない数字ではあります。
しかし、これはあくまでも過去のこと。
いや、今ここまでのこと。

これから将来のことではないのです。

これから将来、その商売が売れるか、売れないか、または儲かるか、儲からないかは誰が決めるのでしょう?

同じように廃業を検討されている事業主さん、
事業を売却するというような道筋については無縁、他人事であるような認識の方が多いようです。

そんな可能性があることをお伝えすると

「うちの商売では売れないわな」

理由はそれぞれ。

事業が儲からない
借入金がたくさんある
商いが小さい

まあ、多くはこの3つのいずれかに当てはまるのではないでしょうか。

事業が売れるかどうかは誰が決めるのでしょう?

その事業主さんがその先も商売をする限り、将来、売れるか売れないか、儲かるか儲からないかを
決めるのはその事業主さんでしょう。

もちろん、事業自体も売れるか売れないかはその事業主さんが決めるでしょう。

しかし、そこが問題なのです。

商売が売れるか売れないか、儲かるか儲からないかはやり方次第なのです。
つまり、これまで結果的に儲からない状況を生んだのはその時の事業主さんです。
別の方がこれまでとは異なるやり方をすれば、売れないのが売れるかもしれません。
儲からないのが儲かるかもしれません。

買うか買わないかを決めるのはユーザーです。
ユーザーが買いたくなるといったことはあちこちの専門家がアドバイスを送っているとは思いますが、
それを変える変えないかは事業主の気持ち、決断次第なのです。

事業の売却も同じ。
売れるか売れないかを決めるのは買う側。
その事業に魅力を感じた者が買いたいといえば売れる価値はあるのです。

これまで事業を継続させてきた功績は称えるべきですが、
時代とともにその時代に合致したやり方ができる者に事業を譲り、
これまでとは異なるアプローチで商売をすることで
儲からなかった商売が儲かることにもなり、その事業は息を吹き返すことにもなるのです。

自社の事業の現状を把握することは大事ですが、将来の可能性に
目を向けて自社の価値を探ってみてはいかがでしょうか。